福永令三氏の児童文学「クレヨン王国の十二か月」
1964年に講談社児童文学新人賞を受賞した原稿に加筆、訂正をほどこした文庫オリジナル版だそうです。
講談社青い鳥文庫の「クレヨン王国」シリーズは、全47冊、500万部をこえるんですね。
昔から知ってはいたのですが読む機会がなく、文庫化されてうれしかったです。
児童文学は、小学生の頃に学校の図書館で読んだくらいです。
少女文学シリーズとか好きで、よく借りて読みました。
「赤毛のアン」を筆頭に、「少女パレアナ」とか「小公女」とか…。
「ハリー・ポッター」も最初の数ページで読むのをやめてしまって、年取って児童文学はあわないのかなと思っていましたが、この文庫の「クレヨン王国の十二か月」は、最後まで読みきれました。
むちゃくちゃ面白かったです(笑)
小学2年のユカちゃんが、シルバー王妃と失踪したゴールデン王さまを捜して旅する十二色に彩られた十二か月(国)の物語です。
王さまが失踪した理由が、王妃の十二の悪癖に嫌気がさしてだから面白くて、またその悪癖がまるで自分にも当てはまることが多々ありまして(ちらかしぐせ、おねぼうなどなど…)その悪癖のせいでいろんな困難に会いながらも、ユカと二人立ち向かって進んでいく姿はおかしくもたくましくて感動しました。
ほんとにどうしようもないシルバー王妃ですが、最高にチャーミングな女性でもあります。
とにかくやること言うこと、愉快痛快です!
四十年読み継がれる理由が、たいへん良くわかりました。
教育的でもありますし、なにより読んでて楽しい心に残る作品になりました。
意外と大人になった今だからこそ理解できたのかもしれません。
小学生だったら、どうだったかな…。でも、悪癖は直すべきだと思ったはずです。
シルバー王妃とユカちゃん、ひどい目にあいますからね(笑)
他のクレヨン王国シリーズも文庫化してくれたらうれしいんですけどね~!だめかな。

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